浄風会の教え
浄風会の教え
浄風会は『妙法蓮華経』を根拠の経典とし、日蓮聖人の教えを実践するため、以下の三つを柱としています。
本化仏教(ほんげぶっきょう)
日蓮聖人によって末法に再現された、久遠の根源の教えを本化仏教といいます。
久遠本仏の弟子を本化の菩薩といい、そのリーダーが上行菩薩です。日蓮聖人は、さまざまな困難に耐えながらも法華経を実践され、自分こそが経文に予言された本化上行菩薩である、とのご自覚に立たれ、南無妙法蓮華経のご信心を世に弘められました。
このお題目を、自らも信じ唱え、他にも唱え弘めて意義ある人生を送ること、これが本化仏教です。
在家信行(ざいけしんぎょう)
在家信行とは、ご信者自身の主体的な意思で、本化仏教を実践する修行のことです。
日蓮聖人は、久遠本仏の智慧と慈悲の結晶である南無妙法蓮華経を持ちさえすれば、それで本仏のすべての功徳を受け取ることができる、と説かれました。私たちは、信者が主体となって実践する在家信行こそが日蓮聖人のご本意であると確信し、日常の社会生活を舞台に実践しています。
菩薩行(ぼさつぎょう)
菩薩行とは、ただ自分の幸せだけをめざすのではなく、世の中のすべての人々の救済を願い、ひいては世界平和の実現に向けて努力していく生き方のことです。そういう心でご信心をお持ちする信者のことを、菩薩といいます。
とてつもなく大きな目標ですが、「千里の道も一歩から」で、まずは家族や友人、知人がお題目のご信心を持てるようおすすめすることがスタートです。周りの人の幸福を願って、慈悲の心で、根気よく、誠実にはたらきかける。これを「本化の菩薩行」といいます。