「いただきます」の数だけお箸があります
2016.04.18
箸を使うという行為は その長い歴史の中で日本人独特の美意識や礼儀作法を育んできました。
この機会にもう一度箸の持ち方、使い方を見直してみましょう。
□きらい箸・・・してはいけないお箸の使い方
□移り箸 一旦取りかけてから他の料理に箸を移す
□迷い箸 料理の上をあちこちと迷い動かす
□刺し箸 箸を料理に突き刺して食べる
□かみ箸 箸先を噛む
□振り箸 箸先に付いた汁などを振り落とす
□ 涙 箸 箸の先から汁をぼたぼたと落とす
□寄せ箸 食器を箸で手前に引き寄せる
□指し箸 食事中に箸で人を指すこと
□受け箸 箸を持ったままおかわりをする
□拝み箸 両手で箸をはさみ、拝むようにする
これは「きらい箸」の中のほんの一部です。
マナーは一緒にいる人へ不快な思いをさせないという思いやりの行為です。
美しいお箸の使い方は大切な食事をより艶のあるものにしてくれる事でしょう。
外食が当たり前となった現在、外食の場でのマナーや食事の知識が求められています。
日本の箸文化は世界に誇れる文化です。
思いやりの心を育て人格を養う「日本の躾」は箸の持ち方を中心とした食事で学ぶ「食育」「外食育」であると言えます。
八十科 淳