信じるものがあれば、
毎日はもっと輝く。

浄風会では、社会生活のなかで
日蓮聖人の伝統的な教えを実践し、
誰もが自分らしくいきいきとした
人生を送ることを目指しています。

在家日蓮宗浄風会ざいけにちれんしゅうじょうふうかいとは?

在家日蓮宗浄風会

日蓮聖人は「南無妙法蓮華経なむみょうほうれんげきょう」の
お題目を信じ唱えることで、
意義ある人生を送ることができると説かれました。
浄風会ではその伝統的な教えを受け継ぎ、
日常の社会生活のなかで信行活動をおこなっています。

信者になると、こんなことをしています

毎朝晩、
自宅の御本尊に向かって
お題目をお唱えします

新年祝祷会にはじまり、
立宗節や御会式などの
式典に参詣します

日曜日には、
各支部会館にお参詣して、
ご法門を拝聴します

教えを学ぶ講習会や、
講務を練習する研修会を
おこなっています

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ご信者の声

ご信心と言っても、捉え方は人それぞれ。
しかし「信じるもの」に出会えたとき、
人生は大きく変わるかもしれません。
ここでは浄風会のご信者から寄せられた、
各々のご信心によって感じられるように
なったことや、体験したことなどをまとめました。

1信じるものがある人生

まず相手を受け入れる。すべてはそこから始まる

まず相手を受け入れる。すべてはそこから始まる

中村さん

私の両親は日蓮聖人がお生まれになった千葉県の天津小湊(あまつこみなと)で生まれ育ちました。ですから、もともと法華経に帰依する運命だったのでしょう。 私自身は昭和9年に東京の築地で生まれ、終戦の年には立川に移り住みました。その年、昭和20年4月のお会式は、私の家を仮の道場にして行われました。玄関に提灯を掲げて皆さんをお迎えするのですが、それがなんとも恥ずかしく感じたことを、今でも覚えています。子どものころの私は、両親が熱心に信仰している宗教を、どちらかというと冷ややかな目で見ていました。 やがて高校生になり、浄風会の青年部に入る年頃になったある日、夏期講習会に参加しました。浄風会とはどんな教団で、法華経とはどういう教えなのかを、一度理解してみようと思ったのです。理解していないことには批判のしようもありませんから。 それからは学校の帰りなど、仲間と喫茶店に立ち寄っては宗教談義に花を咲かせる日が多くなりました。そして徐々に、両親の信仰を理解しようという気持ちになってきたのです。 そのときから50年以上が経過しましたが、その間、私の中では常に信仰の質が変化してきています。 もちろん、日常生活の中では相変わらず煩悩に支配された生き方から脱することはできず、怒り、貪り、争いといった六道の迷いの世界をさまよっています。それでも、そのつど、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えることで心が安らかになることを体験しています。 信仰の質が変化していると言いましたが、正確に言えば、信仰によって私自身の心の在りようが変化したと言うべきかもしれません。 以前、電車に乗っていて若い人から、いわれのない文句をつけられるという出来事がありました。どちらかというと気が短いほうで、筋の通らないことは我慢できない性格ですから、昔なら「何を!」とばかり、むきになって応じていたに違いありません。 ところがそのときは、怒りの心が生じることなく、穏やかな気持ちで若者に応じていたのです。すると、若者の心の中にある修羅の世界が見え、彼をそうした世界に追いやった環境を想像して、あわれみさえ感じました。 これは、長い間、お題目を背負って生きてきた成果なのでしょうか。自分でも不思議な気持ちでした。そして、改めてこう思いました。信心とは、突き詰めるところ「合掌の心」で生きることであり、常にそこに立ち返ることが大切であると。 近年の日本は、残虐な事件が日常茶飯事のこととなりました。一方、海外の紛争は解決の糸口さえ見えず、武力衝突はますますエスカレートしています。 そこには、正しいのは自分であり、自分とは違う考えを許すことができないという「我」が強烈に働いているように思えてなりません。 平和な社会を真に望むのであれば、まず仏の慈悲心を理解することであり、自分の中に眠っているその仏の心を覚醒させることではないでしょうか。それなくして、いくら平和に貢献するといっても、所詮、軌道を外れた行為にすぎません。 まず相手を受け入れる、異質のものを受け入れる。すべてはそこから始まるように思います。 同じことは私たち浄風会の人にも言えます。浄風会は代々の信者さんが多いために、ともすると新しい信者さんを、なかなか受け入れられないことがあります。そんな気持ちは毛頭ないことは承知しているのですが、遠慮も手伝って外国人を見るような目で遠巻きに見ていたりします。相手を受け入れようという気持ちがあれば、もっと積極的に声をかけ、交流しようと働きかけるのではないでしょうか。

元気の源は旅にあり

元気の源は旅にあり

三浦さん

私は市内にある老舗のとんかつ屋にお嫁に来ました。昭和42年、23歳の時です。地元の女子高校を出て会社勤めをしているときに、縁あってお店の2代目であった夫と知り合ったのです。 店を営むということは予想以上にたいへんなことで、朝から夜遅くまで働きました。週休は1日ありましたが、商家の宿命のようなもので、休みの日にもよくお店に行っていましたから、実質は年中無休という日々です。 私たち夫婦は昭和5年の創業者である両親と同居していましたが、毎日家族全員でお店に行きました。女性も欠かせない戦力です。それだけ忙しかったということです。当時はちょうど日本全体がエネルギーを石炭から石油に替えていく転換期でしたが、常磐炭鉱がまだ稼動していて、町全体に活気が満ちていました。あちこちに料亭や飲み屋さんがたくさんあって、夕方から夜になると、どのお店もお客さんでいっぱいになった光景を覚えています。 ラーメン1杯が40円で食べられた時代にお店で出していたとんかつは200円。庶民にとっては高級品でしたが、客足は途絶えることなく、私か嫁いでから3年目には支店を出して、従業員は20人以上となりました。義父はしっかりした人で、お店を会社法人にしていました。店員の福利厚生を考え、また嫁である私のためにはOL時代にひけを取らない給料を出してくれたのです。いま何とか年金で暮らしていけるのもそのお陰です。 私たち一家は自宅だけでなく、お店にも小さい「ご本尊」を安置してお題目をお唱えしました。特に義父が信心深い人で、毎日仕事があって、商売ができるのはご信心あってのこと、という人生観を強く持っていたのです。実は主人は店の2階で産まれました。義母はお店が忙しすぎて、自宅に戻る余裕がなかったのでしょう。ご本尊のある場所で生を享けたということは、生涯お題目とともに歩みなさい、という意味だったのでしょうね。 そして浄風会のご信心は主人にきっちりと受け継がれていったのです。私かお嫁に来だのはそういう家ですが、理屈であれこれ言われることは全くなく、信仰のある暮らしには、ごく当たり前のようになじんでいきました。 こうして25年あまり働いてきたとき、夫婦間で「旅行に行きたいね」という話がよく出るようになりました。お店が忙しいほどそう思いましたが、店員に働かせて自分たちだけ旅行に出るわけにも行かず、この楽しみはずっと温めてきた思いでした。 そして平成4年。そのころ両親は亡くなっており、主人と私とで決めたのですが、長い間勤務してくれた熱心な店員さんに、お店を譲ることにしました。お店自体は繁盛していて、もったいないような気もしましたが、ここらへんで第二の人生を歩もうと決めたのです。自分たちがオーナーとして残るのではなく、すべてすっきりと譲り渡すというやり方は、知人からは惜しがられたものでした。私たちには子どもがいなかったこともあるかと思いますが、お店が好調なうちに次の人にバトンタッチしようと考えたのです。 いま考えてみれば、それでよかったのだと思います。私たち夫婦はいま、後ろを振り返らず、些事にこだわらず、そして規則正しくシンプルな生活を楽しんでいます。念願であった旅行にも月1回は行っています。ドライブでは夫婦交代で運転し、旅に疲れた頃に家に帰ってきてゆっくり休み、また次の旅を企画するような日々です。それが元気のもとになっています。 そして何より、暮らしの根底に信仰があります。それが私たちをしっかりささえているのだと思います。

信仰が試されるとき

信仰が試されるとき

久米川さん

「信仰すれば、必ず良くなるから」と姪に勧められ、私は飛びつくように浄風会に入信したのです。 当時、私は自動車教習所の教官をしていましたが、前職で体を痛め、苦しんでいるときでした。 教官になる以前に、私は酒販会社に13年間、勤務していました。 その11年目の夏、徳島大学の学生会館に生ビールの樽を運んだときです。当時の生ビールの樽は今と違い、大人がやっと抱えられるくらいの大きな樽で、重さも相当なものでした。いつもであれば二人がかりで運ぶのですが、ちょうどシーズンの書き入れ時で、人手が足りないために、私が一人で運んだのです。 30代半ばで体力にも自信があった私は、体力に任せて1本目を無事運びましたが、2本目を持ち上げたときに体に電気が走ったような感覚を覚えました。 それでも仕事を休むわけにいかず、3日後に病院で診査した結果、頸椎挫傷(けいついざしょう)と診断されました。 一時は歩くたびに脳天まで激痛が走り、両手が麻痺して、車のハンドルさえ、まともににぎれませんでした。 その後、多少状態は良くなりましたが、もはや力仕事はできません。それで自動車教習所の教官に転職したのです。 体力に自信のあった私が二度と力仕事ができない。その現実を、なかなか受け入れることはできませんでした。 そんな思いを抱いていたときに浄風会と出会ったのです。 私はその後、再度転職してタクシーの運転手になりましたが、「必ず良くなる」という姪の言葉を信じ、どんな小さなご利益も見逃すまいという気持ちで信仰に励みました。 すると、数々の不思議な現象を体験するようになりました。例えば、タクシーの水揚げ(売り上げ)が上がると、決まって事故に巻き込まれました。そのたびに、1ヵ月前後の入院を余儀なくされました。 そんなことが6回も続いた後の7度目。これが最も大きな事故でした。停車中に後ろからワゴン車に追突されたのです。私の車は6メートルも飛ばされ、前に止まっていたダンプにぶつかり、さらに跳ね返されて、奇しくも元の位置までもどるという大事故でした。 当然、車は大破しました。ところが、私はかすり傷程度で済み、しかも幸いなことにお客様を降ろしたばかりだったのです。 現場に駆けつけた警官も、すぐには状況を飲み込めないほどでした。奇跡としか言いようがありません。 このとき私は、「ご法様によって信仰が試されるときがある」という、信仰の先輩から言われた言葉を思い出しました。 ご法様は目に見えるご利益も与えてくださるが、同じように試練もお与えになる。良いことがあったからといって有頂天になったり、悪いことが続くからといって自暴自棄に陥ったりせず、どんなときでも淡々と信仰生活を送り続けることの大切さを、その先輩は教えてくださいました。 その意味がやっと分かったのです。数々の起伏に富んだ不思議な体験は、信仰を継続することによって成仏という真のご利益が得られるという、ご法様のメッセージだったと、私は確信しました。 以来、どんなつらいことも、ご法様に与えられた試練だと思えば、喜びさえ感じることができるようになりました。

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2ひとことご信心

脳の手術をしたとき、みなさんが、当病平癒のご祈願をしてくれました。手術中、お題目に護られていたように思います。

O・E さん

日々の営みのなかで、小さな偶然の重なりで結果的に良い方向に向かっている経験をしたとき、仏様のお計らいを感じます。

K・Y さん

朝晩のお看経でお題目をお唱えするとき、しみじみと安堵感を感じ、その安堵感に、この上ないありがたさを感じます。

N・Y さん

困難で途方に暮れているとき、必死にお題目を唱えると、導かれるかのように物事が良い方向に進むことがあります。

H・Y さん

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今月の教え

活動報告

今月

  • 7 / 13(日)

    合同法要(首都圏)

  • 7 / 27(日)

    西日本子どもイベント(大阪)

来月

  • 8 / 3(日)

    合同法要(茨城・名古屋)

  • 8 / 31(日)

    夏期講習会

お知らせ

松山支部会館建て替え工事について

松山支部会館(愛媛県松山市東長戸1-10-30)は、現在建て替え工事中です。

緊急のご用件がございましたら、浄風会本部(東京都文京区千駄木5-19-5、電話:03-5814-3262)

までご連絡ください。

浄風会WEBサイトをリニューアルしました

日頃より浄風会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、ホームページを全面的にリニューアルいたしました。

浄風会のことをもっと知っていただきたい、そんな気持ちでデザインやページの構成を新しくしています。

スマートフォンやタブレットでの表示に対応しましたので、デバイスを問わずにいつでもご覧いただけます。

これまで以上に、皆さまに役に立つ情報をお伝えできるように努めて参ります。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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全国に16の支部・地区があり、12箇所に会館があります。
各支部・地区ではそれぞれに婦人会やクラブなどの活動もあり、いずれもご見学いただけます。

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信者になったら何をするのか、お布施について、入会・退会についてなどの質問をまとめました。その他気になることがあればお問合せフォームからご質問いただけましたらお答えいたします。

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