現証とはご法の正しさを証明する事実ということです。したがって現証には、正しい信仰を持(たも)った場合の効果としての『ご利益』と、正しい御法を謗(そし)った場合の『お罰』があります。正しい御法には必ず道理と文証(経文)と現証が備わっています。
ご利益というと、なかには非科学的な迷信ととらえられる人もいますが、正しい信仰には必ず相応の効果があります。無ければ信仰すること自体が無意味となるのです。また、お罰は自分が法というものを無視した結果として自ら招くものです。 ご信心本来のご利益というものは成仏ということです、現証は、その成仏の道であるご信心の大切さを実証して励ますものです。 |